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2022.11.07
結婚相談所で婚活をする際、結婚相手に求める条件などを婚活カウンセラーに伝えるかと思います。
男女問わず年齢や身長、顔の好みなどの希望を伝えるはずですし、年収や学歴、家族構成、趣味などもチェック項目として挙げられるはずです。
確かにそういった基準も幸せな結婚生活を送るためには重要かもしれませんが、実はそれ以上に重要なポイントがあるのです。
それは、「共感」と「共有」です。
この2つのポイントの相性が良ければ、30代、40代だけではなく高齢者になっても幸福度の高い生活をしていくことができることでしょう。
共感と共有が結婚生活にとって重要な理由
まずは共感と共有がどういったものかを軽く説明してみましょう。
「共感」とは、他者が感じた喜怒哀楽の感情を共有すること、もしくは自分が感じた喜怒哀楽の感情を他者が共有してくれることです。
「エンパシー」とも呼ばれています。
これに対して「共有」は、1つのものを2人以上の人が共同で持つと言うことで、物だけでなく「時間」や「経験」などを共にすることも共有と捉えられることもあります。
この共感や共有が婚活にとって重要な基準になる理由としては、以下のようなことが考えられます。
承認欲求を満たし続けられる
人間には、「承認欲求」と言うものがあります。
近年特に注目されている欲求の1つで、「他者に認められたい」と言う欲求のことです。
SNSで「いいね!」がもらえると嬉しかったりするのも承認欲求が満たされているからであると考えられます。
どんな人にも多かれ少なかれ承認欲求があり、その欲求を満たすことができれば高い幸福度を感じることができるわけです。
恋人や配偶者に認められると言う事は、日常の中で承認欲求が満たせる機会が増えると言うことなので、人生の幸福に大きく影響します。
誰でも自分の好きな人に認められたら嬉しいものですよね。
承認欲求を満たすために重要になるのが、まさに「共感」や「共有」です。
婚活の相手が顔が好みであったり、学歴が高かったりすると、優越感に浸ることができるかもしれません。
しかし、全く共感力がなかったり価値観が違ったりして時間や経験を共有できずお互いに共感することができなかったとしたならば、徐々に暮らしの幸福度は下がっていってしまうことでしょう。
第三者のいる場所では優越感に浸れるものの、2人きりのときには全く幸福感を感じることができなくなってしまうのです。
結婚生活にとってどちらが重要なのかは、論じるまでもなく一目瞭然ですよね。
共感、共有ができてお互いに承認欲求が満たせると言うのは、とても幸福度が高まりやすい関係なのです。
いつでも新鮮で刺激的な体験ができる
人間にとって刺激的な体験がとても重要であると言うことを知っていますか?
充実した時間を過ごしている人は、必然的に幸福度が高くなりますよね。
新鮮で刺激的な体験をすることで、充実感が高まり、幸福度へとつながっていくわけです。
単調な毎日を何年も何十年も続けていくと、高い幸福感は得られにくく、時の流れるスピードも速くなってしまいます。
これは決して気のせいではなく、心理学でも「ジャネーの法則」と言うものがある位スタンダードな事実なのです。
100歳まで生きるとしたら人生の半分は50歳ですが、体感で言うと17歳〜20歳位が人生の半分となり、残りの80年が人生の体感の半分となるのです。
なぜ時間のスピードが速く感じるのか?
その答えは、普段の生活に刺激がないからです。
20歳位までは自分が経験したことがない体験を数多くしますが、それ以降は年齢を重ねるごとに未経験が増えていき、その分体感スピードが速くなってしまうのです。
しかし、もしも自分の配偶者と時間や感動を共有できる状態であれば、「今度はあそこに行ってみようよ」「あのレストランに食べに行ってみようよ」と言うように、経験したことのない場所や行動を積極的に行えるようになります。
そういったことを経験することに共感しあい、幸福度を高めることができます。
そして、新鮮な刺激を頻繁に行えるので、体感時間も遅くなる(充実感を得られる)わけです。
幸福感の高い暮らしが何年も何十年も続いていくわけですから、「この人と一緒に生きることができてよかった」と心から思えるようになるはずです。
今回は、「婚活相手を選ぶ基準は外見や年収ではなく共感と共有を優先すべき理由」についてお話ししました。
婚活と言うと、年齢や外見、年収、学歴といったものを重視してしまう傾向にありますが、実は「共感」や「共有」と言う感覚がそれ以上に大切だったりもするのです。
「結婚相手と何十年も楽しく幸せに暮らしていきたい」と思っている人は、ぜひ交際中に「共感や共有ができるかどうか」をチェックしてみてはいかがでしょうか?