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2022.10.31
世の中には全く違う出身の男女が出会い、結婚をしたカップルも当然ながら数多く存在します。
東京と大阪、東北と九州、関東と四国といったケースもありますし、北海道と沖縄と言う全く異なる出身地の男女もいるはずです。
もちろん、愛があれば幸せになれるのは事実ですが、「出身地が違うことによる難しさ」があるのも事実です。
なぜ出身地が違うと結婚が大変になる?
出身地が違うだけで、様々な「大変さ」を実際に感じることになります。
いくつかその理由を挙げてみましょう。
実家になかなか帰れない
これは相手方に嫁ぐことが多い女性にとっての悩みだといえます。
例えば九州の女性が北海道の男性の家に嫁いだ場合、当然のことながら北海道で暮らすことになります。
そうなると、生まれ育った街に帰ることが難しくなってしまいます。
物理的な距離も1500キロ以上離れていますし、移動するにもかなりの時間と費用が必要です。
多くの人にとって「地元」は最も落ち着ける場所なので、出身地の違う人の家に嫁ぐ事は非常に難しさがあるのです。
「食」に関する違いがある
結婚してから「食」に関する価値観が違うことに気がつくケースも意外と多いものです。
例えばお正月などによく食べるお雑煮ひとつとっても、醤油ベースの味がスタンダードですが、地方によっては味噌で味付けすることもあります。
味付けも関東が濃いめであるのに対して関西は薄味と言うように、出身地によってかなり食に関する部分で違っています。
結婚当初は、「へーそんな違いがあるんだね」と新鮮だったとしても、長年一緒にいることで、「食に関する感覚が合わない」と不満を感じてしまう可能性もあるのです。
ホームシックになる
生まれ育った街は居心地が良く、何もしなくても幸福感を感じられるものです。
特に地元を離れた人からすると、ただ帰省するだけでリフレッシュできることでしょう。
何年も遠く離れた場所で暮らしていると、「地元が恋しい」と言うようにホームシックになってしまうこともあります。
もしも出身地が同じであったり近かったりすればそういった思いはせずに済みますが、違う土地の出身者同士の結婚ではそのような感情が芽生えてしまう可能性があるのです。
親世代の価値観
近年ではだいぶ少なくなってきましたが、それでも「〇〇県の出身者ではない」と言う理由から親が結婚に反対するケースもあります。
「本人たちは結婚したいならば親の意見は関係ない」と思う人も増えてきましたが、例えば中国・四国地方や東北地方、北関東などは「親が結婚に同意してくれること」を重要視する傾向にありますし、「親と同居してくれること」を望む人がとても多いのです。
これは親世代だけではなく、本人がこのような価値観を持っている(受け継いでいる)可能性もあるのです。
出身地の違いを乗り越える方法
出身地が違う男女で結婚すると前述したような違いに苦労することも多くなります。
その違いに対して何の対処もしないと、ストレスや不安、そして不満が次第に溜まっていき、良好な夫婦関係に溝ができてしまう可能性もあります。
そうならないためには、出身地の違いによる問題をしっかりとケアする必要があるのです。
定期的に帰省する
遠く離れていると、帰省するにも時間と労力、費用がかかるので腰が重くなってしまいがちですが、良好な関係を継続させるためには定期的に帰省する機会を作ることがとても大事になります。
よくあるのは、結婚して最初の2 〜3年は1年に2回ほど帰省していたにもかかわらず次第にその回数が減っていき、いつしか数年に一回程度しか帰省しなくなると言うパターンです。
これでは嫁いできた側の幸福度は確実に低くなってしまうので、しっかりと年に2回(最低でも年に一回)は帰省出来るようにするべきだと言えるでしょう。
家族全員で帰省することが難しかったとしても、数日間でも1人で帰省させてあげるといった優しさが必要です。
ビデオ通話機能などを積極的に活用する
現代では遠く離れた親族とも気軽にコミュニケーションが取れるようになってきています。
一昔前であれば電話でしか話せませんでしたが、現在ではスマホやタブレットなどで高画質で相手とコミュニケーションが取れるようになりました。
特にタブレットタイプで連絡を取ることで、まるですぐ近くに家族がいるような感覚が味わえるので非常にお勧めです。
嫁ぎ先でふとした時に孤独を感じてしまう人も多いものですが、ビデオ通話機能を積極的に活用すれば、精神的に安心感を得ることができるはずです。
今回は、「出身地が違う結婚の大変さと上手に乗り越える方法」についてお話ししました。
お互いに好意を持ち、交際から結婚に至ったとしても、出身地が違うだけでいろいろな大変さがあります。
婚活などで出会った異性とも、しっかりと交際期間中にそれらの問題を話し合うのも大事だと言えるかもしれません。