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2022.04.11
幸せな結婚生活を送るために大事な事はたくさんありますよね。
経済的な面はもちろんのこと、相手との価値観の相性や生活リズムなど、実に多くのポイントが挙げられます。
「この人となら幸せになれる」と思っていても結局うまくいかないと言うケースもありますし、その逆に「そこまでぞっこんではなかったけど結婚してからどんどん愛情が深まっていった」と言うケースもあります。
「絶対に幸せになれる」と言う確証がないのが結婚の真実である以上、決断するために何かしら自分の中でキーポイントを設ける必要があると言えます。
おすすめのポイントは、「嫌いなものが同じ」と言うことです。
「好きなものが同じ」であることを重要視する人は多いですが、実際は「嫌いなものが同じ」であったほうがうまくいく可能性が高かったりします。
なぜ嫌いなものが同じだと結婚生活がうまくいくの?
幸せな結婚生活を送るためになぜ「嫌いなものが同じ」である方が良いのか?
結論から言えば、「好きよりも嫌いの方が強く記憶されるから」です。
嫌いなものは、かなり長期的に記憶されますよね。
「映画の字幕が嫌い」
「酢豚に入っているパイナップルが嫌い」
「安全な乗り物だとわかっているけど飛行機に乗るのが嫌い」
このように、人は嫌いなものが色々とあるものです。
長い人生の中で、「嫌いだったけどだんだん好きになっていった」と言う事はそれほど多くなく、ほとんどが人生を終えるその瞬間まで嫌いであり続けることでしょう。
その逆に、「好きなもの」はどうでしょうか?
一時期ものすごく好きになったとしても、5年後、10年後も変わらず狂おしいほど好きと言う事は、それほど多くはないはずです。
「アーティストの〇〇がお互いすごく好きで、歌詞やサビのメロディーも好きなところが似ていて」と言う理由でひかれたとしても、10年後に同じようなポイントでときめくかというとそうではないでしょう。
どちらかが好きであり続けたとしても、もう一方は、「あー昔好きだったなぁ」くらいにしか思わないはずです。
そう、「好きな物事は変わりやすい」のです。
また、相手が好きと言うものを自分が好きでなかったとしてもそこまで大きな問題にはなりませんが、相手が好きと言うものを自分が大嫌いであったら、「ちょっとこの人とは無理かもしれない」と思ってしまいますよね。
嫌い(マイナス)な部分が数多く被っていれば、その嫌いなものをお互いの生活に持ち込まなければ幸福にできるので、ややこしい関係になりにくいのです。
結婚生活では愚痴を言われるのが意外にストレスとなる
嫌いなものを全く共有せずに結婚をすると、結婚した後にストレスを感じるようになります。
「俺本当に〇〇無理なんだよね」
「これを好きと言う人の気がしれない」
結婚をすると必然的に素の状態で接するようになるので、このようにその都度思わず愚痴が出てしまうことも多くなるでしょう。
ひとつふたつくらいであればまだ我慢はできますが、この数が非常に多い場合には「こんなに合わなかったんだ」と愕然としてしまう可能性もあります。
「好きなものごとが似ている」と言う感覚から、「嫌いなものが違う」と言う認識に変化するので、ストレスの溜まる結婚生活になってしまうのです。
幸せな結婚をするためにはある程度の時間が必要?
結婚相談所で出会い結婚したカップルたちは、平均すると交際開始から約10ヵ月位で結婚をするそうです。
一般的なカップルは、1年半から3年位の期間が非常に多いので、結婚相談所を利用すれば早い結婚が可能であるといえます。
しかし、良さそうな人と出会えて交際が始まったとしても、1〜2ヶ月程度ですぐに結婚を決断するのはあまりお勧めしません。
もちろん、お互いに運命的なものを感じ、すぐに結婚することで絶対に失敗すると言うわけでは無いのですが、前述したように「嫌いなものが同じ」と言うポイントを確認できずに結婚することになってしまいますよね。
交際期間にたくさん会話をして、たくさんデートを重ねることで、愛情を深めるだけでなく、価値観のすり合わせもできます。
「好きなもの」がどれだけ似ているかも重要ですが、「嫌いなもの」がどれくらい似ているかもこの期間で確かめることができます。
そういった意味でも、交際数ヶ月で結婚するよりも1年近くかけて嫌いなものの価値観を確かめるのも良い判断だと言えるはずです。
今回は、結婚生活がうまくいく「嫌いものが同じ」と言う関係性についてお話ししました。
婚活をして良い相手と出会い、交際がスタートした時、自然とお互いの似ている点を探すのが一般的だと思います。
しかし、幸せな結婚をするためには、そういった「好きなものごと」ではなく、「嫌いなものごと」が似ていることの方が重要であったりするのです。
「この人素敵だな」と言う人に出会えたならば、ある程度の時間をかけて「嫌いなもの」も確認してみてはいかがでしょうか?