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2022.01.03
皆さんは『結婚』と言う言葉からどんなイメージが湧きますでしょうか?
もしもイメージした光景が、結婚相手や将来2人の間に誕生するであろう子供とのイメージではなく、『自分の幸せ』の割合が強いのであれば、相手を幸せにする『GIVEの意識』を高めるべきかもしれません。
相手を幸せにしようと意識して、実際に行動することができれば、きっと相手からも幸せを与えられるはずです。
結婚は『自分の幸せ』と言う感覚が強くなってしまうもの
結婚と言う人生においてとても大きな変化を前にすると、どうしても自分の環境を考えてしまいがちです。
女性であれば「苗字が変わるんだ」「お嫁さんになったんだ」と言うように実感が湧くでしょうし、結婚後の仕事や妊娠等の計画なども考えるかもしれません。
男性であれば「奥さんができて俺も一人前の男になれた」「世間体も良くなったかな」と言うようなことを考えるかもしれません。
しかし、冷静に考えてみるとこれは相手にとっても大きな変化となるわけですから、自分のことばかりでなく相手の変化に対してもしっかりと寄り添ってあげるべきなのです。
また、実際に結婚する前の交際段階でも、結婚が現実味を帯びてくると無意識に自分の幸せにフォーカスして考えてしまったりします。
もちろん結婚することで自分自身が大きく変化するわけですから、考えるのは当然ですが、それと同時に『相手の幸せ』もしっかりと考えることが重要となるわけです。
相手を幸せにするGIVEの意識が幸福な結婚に重要な理由
なぜ結婚が視野に入った交際期間中や結婚してから相手に意識を向けなければならないのか。
それは、結婚が『2人で築く幸せ』であるからです。
結婚生活を幸せにするためには、必ず2人とも幸せな状態にならなければ実現することができません。
そう、大事なのは、「自分だけでなく、相手にGIVEをする意識」なのです。
自分も幸せを感じながら相手にGIVEをする意識で過ごしていくことが、なぜそれほど大事なのかを具体的に挙げていきましょう。
他者貢献が幸福感を感じる行動であるから
『他者貢献』と言う言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これは読んで字のごとく『他者に貢献する』と言う意味の言葉で、心理学では3大巨匠の1人である『アルフレッド・アドラー』が提唱している事でも知られています。
他者に貢献していると感じる暮らしをしているだけで、人間の幸福度は高まる傾向にあります。
どれだけお金持ちになろうとも、名声を手に入れようとも、そこで満足できない(一定期間は幸福度が高まりはしますが)ので、慈善事業をしたり人の役に立つサービスや商品を開発するなど、『人のために活動』しますよね。
これはまさに「他者貢献をしたい」と言う欲求が芽生えるからなのです。
他者に貢献していることによって、社会にとって自分は必要な人間であると実感できます。
結構に関しても、相手に貢献する(GIVEする)ことで自分自身も大きな幸福感を得ることができるのです。
返報性の原理が相手の心理に働くから
人間は、何かをもらったりしてもらった際に「お返ししなければ」と言う感情が無意識に芽生えます。
これは、『返報性の原理』と言われる心理現象です。
結婚相手にGIVEをすることで、自然と相手からもGIVEされるようになり、結果的にお互いが幸福を得られるわけです。
このときの注意点としては、決して『GIVE&TAKE』を求めてはいけないと言うことです。
あくまでも相手に対してGIVEすることが目的であり、その行為だけでも幸福度を感じられるので、相手からのGIVEを期待してはいけません。
GIVEに心から感謝しているかを確認することで「結婚すべき相手かどうか」がわかる
前述したように、相手にGIVEをすれば返報性の原理によって相手も優しくしてくれる確率が高くなりますが、中には自分勝手な異性もいたりするものです。
この時問題なのは、TAKEがないのは問題ではなく、「GIVEに対する感謝の言葉や態度がない」と言う場合です。
感謝されたくてするわけではありませんが、やはり幸せな結婚生活を長年続けていくには、感謝の心がなくてはいけません。
そういった意味でも、結婚前に積極的に優しさをGIVEして、相手がしっかりと感謝の言葉や態度を取るかどうかをチェックすることが、「結婚すべき相手かどうか」を見極めるポイントとなると言えるでしょう。
今回は自分の幸せのためではなく相手を幸せにする『GIVEの意識』が幸福な結婚に重要な理由についてお話ししました。
・他者貢献が幸福感を感じる行動であるから
・返報性の原理が相手の心理に働くから
相手にGIVEをすることで、これらのメリットを得ることができます。
決してTAKEを求めてはいけませんが、GIVEをすることで幸福度が高まると言うのは間違いないでしょう。
ぜひ今日からでも、相手に積極的に優しさをGIVEしてみてはいかがでしょうか?