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2022.02.14
結婚相談所で良い相手と巡り会えた時、交際を始めて1ヵ月ほどで結婚を決断する人も意外と多かったりします。
もともと「結婚したい」と言う気持ちが高い状態で結婚相談所を利用しているわけですから、ある意味ではそれは自然な流れであると言えるでしょう。
しかし、もしも結婚した後も別れずにずっと幸せでいたいと願うならば、少しだけその決断までの時間を長く持つと言う方法がお勧めです。
なぜならば、「SVR理論」に照らし合わせると、お互いを知ることがいかに大事なのかを理解できるからです。
今回は、そんな『別れにくい結婚相手かどうか判断するために有効なSVR理論とは?』と言うテーマについてお話ししたいと思います。
結婚後うまくいかない可能性もある
独身として長年暮らしてきた人からすると、結婚はゴールと言う意識がどうしても強くなってしまいます。
「ようやく婚活を終えられる」
「これからの人生はひとりじゃない」
そんな幸福感や安堵感を深く味わうことができるはずです。
しかし実際は結婚は「スタート」であり、その後が本番だといえます。
例えば2020年は「約52万組」の婚姻数があったのに対して、離婚数は「約19万組」となっており、結婚しても別れてしまう夫婦も多く存在するのが現実です。
ただし、そういったうまくいかない結婚の確率を高める方法があります。
それがSVR理論を元にした婚活です。
SVR理論とは?
SVR理論とは、「パートナーシップを3つのステップで捉える考え方」です。
社会心理学者のマースタイン氏によって提唱された理論となります。
・第一段階「刺激(Stimulus)」
・第二段階「価値(Value)」
・第三段階「役割(Role)」
この3つの言葉の頭文字を取り「SVR」とつけられました。
一つ一つ婚活に当てはめながら解説してみましょう。
第一段階「刺激(Stimulus)」
「刺激」とは、外見や優しさ、言動や社会的評価などの刺激を受けて好印象を抱く段階です。
「外見が可愛くてドキドキする」
「会社役員をしていて収入も高い」
そんな表面的な要素で惹かれ合うのが第一段階の特徴です。
この状態の時に交際を始め、すぐに結婚を決断してしまうと、前述したような「別れの可能性」が高まってしまうと言えるでしょう。
第二段階「価値(Value)」
次の段階は、「価値観」をすり合わせると言うことです。
一緒にいる時間が長くなると、ものを選んだり、場所を選んだりといったように2人で決断する機会が増えますよね。
機会が増えれば増えるほど、「この人と価値観が似ている」「あまり価値観が似ていないな」と判断できるようになります。
この段階によって交際が終わってしまうことも多いですし、この段階で相性の良さを確信できたからこそ結婚に踏み切ると言うカップルも多いはずです。
一般的にはこの段階が「結婚するために重要な判断をすべきポイント」と言われています。
第一段階で結婚を決めてしまうよりもずっと幸福に暮らしていける確率は高くなるはずです。
第三段階「役割(Role)」
最後の段階が「役割」と言うポイントです。
例えば結婚後の役割(家事の分担や収入面での割合)シミュレーションしたり、実際に同棲して体験してみると言うことです。
この段階をしっかりと踏んで、お互いが納得した上で結婚を決断する場合は、極めて別れる可能性も低くなりますし、長く幸福に暮らしていけるといえます。
結婚を決断するにあたって、ある程度時間をかけた方が良いと言うのは、「SVR理論」の「R」を確認すべきと言う考えがあるからなのです。
もちろん、「運命を感じた」言うように、第一段階である「S」結婚を決めたとしても幸せになれる場合もありますし、第二段階である「V」で判断することで結婚生活で新鮮さを感じられると言うメリットもあります。
しかし、もしも「絶対に結婚で失敗したくない」と言う考えを持っているとしたならば、「R」のポイントもしっかりと確認してから決断した方が良いと言えるでしょう。
「先に同棲してしまうと逆に別れやすくなる」いった節もありますが、これはあくまでも「同棲をしたことで相手のことを知ったように感じてしまい、結婚後の役割をしっかりとすり合わせていなかったこと」原因になっていると考えられるでしょう。
今回は、『別れにくい結婚相手かどうか判断するために有効なSVR理論とは?』言うテーマについてお話ししました。
第一段階「刺激(Stimulus)」第二段階「価値(Value)」第三段階「役割(Role)」と言う3つの段階を婚活で出会った人との交際に当てはめながら判断することで、きっと長い期間幸せを感じられる結婚が実現できるはずです。
ぜひ結婚を決意するタイミングを判断するのに「SVR理論」を活用してみてはいかがでしょうか?